Ankerがモバイルバッテリー1商品と、スピーカー3商品のリコール(製品回収)を発表しました。モバイルバッテリーはよく見かけるタイプの一つ。スピーカーも売れ筋商品です。ニュースとしても取り上げられにくいので、こまめにチェックするしか方法がありません。特にモバイルバッテリーは各所で問題が起きているので、自分が持っている製品のメーカーサイトなどは、1ヵ月に1回ぐらいは見るようにリマインダーでも入れておいたほうが良さそうです。
モバイルバッテリー対象はPowerCore 10000

今回リコール対象となっているモバイルバッテリーはAnker PowerCore 10000です。品番はA1263。
小型で持ちやすく、昔からあるタイプで人気の商品です。対象は2022年12月25日〜2025年10月21日に製造されたものです。販売終了商品となっていますが対象は410,124台あり、持っている人も多いと思います。
対象のバッテリーかどうかを見分ける
リコール対象のモバイルバッテリーは以下の通り(出典:経済産業省リリース)。
- 製品名:Anker PowerCore 10000
- ブラック:A1263N12 JANコード 4571411204692
- ブラック:A1263016 JANコード 4571411205163
- ホワイト:A1263N22 JANコード 4571411204708
- ホワイト:A1263026 JANコード 4571411205170
- ブルー :A1263036 JANコード 4571411205187
- レッド :A1263096 JANコード 4571411205194
製品それぞれに固有のシリアルナンバーがあり、下の写真の位置にSNから始まる16桁の英数字がつけられています。このシリアルナンバーでも対象かどうかを調べることができます。シリアルナンバーを使った検索はこちら。日本で購入したと答えると入力欄がでてきます。
間違い入力を防ぐために、シリアルナンバーに英字の「O(オー)」と「 I (アイ)」は使われておらず、さらに入力欄では入力も不可能です。確認してみてください。

回収は専用キットで
対象商品だった場合、2週間ほどしたら専用フォームに入力した住所へ回収キットが届きます。キットが届いたらモバイルバッテリーを入れて返送します。着払いのため自分の負担はありません。
対象のAnker PowerCore 10000は販売終了品のため、別商品に交換されます。交換される商品は以下のうちブラックです。
交換品は2025年11月末〜2026年2月末までの期間で順次発送されます。
スピーカーは3種類

リコール対象のスピーカーは以下の3種類です。
- Soundcore3
- Anker PowerConf S500
- Soundcore Motion X600
リコール対象スピーカーの見分け方
対象製品は以下の通り。
| 製品名 | 色 | JANコード | 型番 | 販売期間 |
|---|---|---|---|---|
| Soundcore3 | ブラック | 4571411193170 | A3117011 | 2022年12月16日 〜2025年10月21日 |
| ネイビー | 4571411196218 | A3117031 | 2022年12月16日 〜2025年10月21日 | |
| レッド | 4571411196225 | A3117091 | 2022年12月16日 〜2025年10月21日 | |
| グレー | 4571411196232 | A31170A1 | 2022年12月16日 〜2025年10月21日 | |
| Anker PowerConf S500 | ブラック | 4571411194924 | A3305011 | 2022年12月29日 〜2025年10月21日 |
| Soundcore Motion X600 | スペースグレー | 4571411209314 | A3130011 | 2023年4月24日 〜2025年10月21日 |
| ブルー | 4571411209987 | A3130031 | 2023年4月24日 〜2025年10月21日 | |
| グリーン | 4571411209994 | A3130061 | 2023年4月24日 〜2025年10月21日 |
Soundcore3は販売台数が9万台以上で最も多くなっています。
型番の確認の仕方です。



リコール情報は定期的にチェック
今回のアンカー製品はモバイルバッテリーの台数が51万台以上と多かったため、経済産業省が行政指導して報告を求めています。特にこの数年立て続けにリコールを届け出ていたことも影響しているでしょう。今回たまたまニュースになったため多くの人が知ることになりました。
しかし、ニュースにならなければリコールを把握できたかどうかわかりません。不良品とされながら知らずに使い続けていると事故になりかねず危険です。情報を把握しなかった利用者の落ち度も問われるかもしれません。今回のことを教訓に、定期的なリコール情報チェックを、リマインダーにセットして、習慣にすることにします。
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