ZENTO 3色シグニチャーモデル。単色との違いは?実機レビュー

ZENTO 3色シグニチャーモデル。単色との違いは?実機レビュー

多色ボールペンは便利。でも、書き味や持つ喜びは単色に一歩譲る——そんなふうに思っていませんか?

私もずっとそう思ってきた一人です。「ユニボール ワン 3」のファーストインプレッションを書いたときも「待望の多色」と喜びつつ、心のどこかで「高級ラインの多色」を待ち続けていました。

そこに登場したのが「uniball ZENTO 3色ボールペン」です。しかも最上位のシグニチャーモデルは、多色ペンでは珍しいキャップ式で、ペン先は回転繰り出し。参考価格は税込5,500円という強気の設定です。

3色ボールペンに5,500円。その価値はあるのか? 運よく発売直後に入手できたので、数日使ったファーストインプレッションをお届けします。

uniball ZENTO 3色ボールペンとは

シリーズ初の3色は、いきなり3モデル展開

「すいすいとしたやわらかな書き心地」で品薄が続いてきたZENTOシリーズに、2026年6月25日、初の3色ボールペンが登場しました。ラインナップは一気に3モデルです。

  • シグニチャーモデル(回転繰り出し式・税込5,500円)
  • フローモデル(アルミグリップ・税込2,200円)
  • スタンダードモデル(ラバーグリップ・税込825円)

インクは3モデル共通で黒・赤・青。リフィル(UBR-ZML)は税込143円なので、本体さえ手に入れば維持費は普通の多色ペンと変わりません。シグニチャーモデルはボール径0.38mm(シルバー軸)と0.5mm(Mブラック軸)の2種類です。

私が選んだのは0.38mmのシルバー軸。決め手は、単色のシグニチャーモデルと同じくマグネットタイプのキャップが付いていて、全長が長すぎないこと。この絶妙なサイズ感は、単色を使ってきた身としては最高のポイントです。

陳列直後に消えた、最後の1本

じつは私が買えたのは、店頭に残った最後の1本でした。発売直後というより「陳列直後」に消えていくような勢いで、人気ぶりに驚かされました。

単色のシグニチャーモデルも発売から長らく品薄が続いていましたから、3色も同じ道をたどりそうです。見かけたら迷わず確保をおすすめします。

開封ファーストインプレッション

数字の上では重いのに、手に取ると「軽い」

開封してまず感じたのは「軽さ」でした。

ところが面白いことに、手元で実測すると3色のほうが重いんです(3色24.5g、単色22.2g)。それなのに軽く感じる。単色は触れた瞬間に金属っぽさがあって、それが感覚的な「重さ」につながっているのに対し、3色は若干樹脂っぽさがあり、印象が軽くなっているようです。

スペックの数字と手の感覚が逆転する。こういうことがあるから、実物を触るのはやめられません。

キャップ音は「カチン」から「ポン」へ

この金属感の違いは、マグネットキャップの音にも表れます。単色は「カチン」と高めの音、3色は「ポン」と低めの音。着脱の心地よさはそのままに、キャラクターが少し変わった印象です。

一番の推しは、回転繰り出し機構

そして今回、一番気に入ったのが回転繰り出し機構です。

ペン先を出したときだけでなく、引っ込めたときにもきちんと「止まる」感触がある。この安心感が素晴らしい。

比較として、ジェットストリームの回転繰り出し式(ピュアモルトなど)は、ペン先をしまうときに止まる感触がなく、ニュルっと出てくる感覚があって私は苦手でした。ZENTOはそこがきっちり作り込まれています。

唯一の違和感は「回す場所」

あえて違和感を挙げるなら、色の切り替え方です。シグニチャー3色は、ローレット加工(滑り止めの細かい刻み)の部分を握って、本体の後ろ側を回して色を変えます。ところが手はどうしても、先のほうを回したくなるんですよね。ここは慣れが必要そうです。

シルバーは、光沢感が増してより金属っぽく

単色でも出ていたシルバーですが、3色のシルバーは光沢加工がしてあり、比べると「全然違う」ぐらい”銀色”です。色味としては3色の方が高級感が出ている感じがします。

対してブラックの方は、単色のネイビーと加工の感じは変わらず、単純に色違いといった見た目です。

書き味と使い勝手

スルスル感は3色でも健在

肝心の書き味は、単色と変わらずスルスルとインクが出て書きやすい。ZENTOをZENTOたらしめている部分は、3色になっても損なわれていませんでした。

重心はわずかに後ろ。ビジネスでも違和感なし

重心は単色と比べると若干後ろにある感覚がありますが、あくまで「比較して気づく」程度で、使いやすさは変わりません。

キャップ式で金属感も漂う外観なので、ビジネスの場で使っても全く違和感がないのも魅力です。打ち合わせの席で出しても、多色ペンにありがちな「事務用品感」がありません。

これからZENTO 3色(シグニチャーモデル)を買う人へ

価格は正直、高いです。ただ、

  • ペンを1本で済ませたい
  • 安っぽいペンやプッシュ式(ノック式)が好きになれない

という人には、かなり良い選択肢になると感じています。逆に、まずZENTOの書き味だけ試したいなら、インク共通のスタンダードモデル(825円)やフローモデル(2,200円)から入るのが良さそうです。

シグニチャーがどうしても欲しい人はリアル店舗で予約することをお勧めします。

アマゾンや楽天にも商品はありますがプレミア価格になっています。メルカリ等でも同様です。リアル店舗では時折出てきたりすることもあるため気長に待つしかなさそうです。

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ZENTO シグニチャー3色 ファーストインプレッションまとめ

  • 単色ゆずりのマグネットキャップと程よい全長。金属感の違いで、数字より「軽く」感じる
  • 回転繰り出しは出すときも戻すときも「止まる」感触があり、安心感がある
  • 色替えは本体後端を回す方式。先端を回したくなるのは慣れの問題
  • 書き味のスルスル感は3色でも健在。ビジネスで使える多色ペンとして貴重
  • 品薄必至。見かけたら確保推奨

数日使った段階では、「多色は単色に劣る」という思い込みを気持ちよく裏切ってくれる1本です。長く使ってみて気づいたことは、また改めて書きます。